集団で行動することや、ルールに縛られて自分らしく仕事ができないという理由で、フリーランスに転向するJavaエンジニアは多いです。しかし、自由になったからこそ生じる不自由も存在します。その不自由さとは、個人業務の孤独感や営業コストがかかること、各種保険料が足かせになることの3つです。
1つ目の個人業務の孤独感は、面倒に思っていた同僚や上司が恋しくなることが挙げられます。企業に属しているときは気付きにくいですが、困ったことや悩みを話す相手がいるのは、仕事を進めるうえで非常に重要なことです。その環境がなくなってはじめて、存在の重要性に気付けます。
2つ目の営業コストがかかる点は、フリーランスは個人が企業に対して営業をかける必要があることです。待っていれば仕事に携われた会社員時代とは違い、セミナーに参加したり、人づてに紹介してもらったりと自発的に行動する必要があります。そのため、太いコネクションを持っていなければ、各種コストが想像以上にかかる場合があるのです。そもそもの、仕事を獲得するポイントにギャップを感じることになるでしょう。
最後の各種保険料が足かせになる点は、フリーランスは福利厚生を受けられないため、労災保険や雇用保険に入ることはできません。また、企業が半分負担をしていた健康保険と厚生年金をすべて自腹で払うことになります。そのため、年収は上がったものの、手取りは減ったという収入の面にギャップが生まれるのです。